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化粧品メーカーに勤務している滝本麻友さん(仮名:30代女性)は、毎日白衣を着て、商品に使う素材の安全性を検査するセクションで仕事をしています。

3年前から交際している年上の彼氏から「そろそろ結婚しないか」と言われるようになり、結婚すべきか、断るべきか悩んでいました。

実は麻友さんには学生時代からの夢がありました。学生時代の専門分野で最先端の研究室がある海外の大学に留学したいと考え続けてきたのです。

でも結婚したらおいそれと留学はできないだろうし・・・彼から結婚しないかと言われて、諦めて結婚するか、それとも夢に向かって一歩踏み出すか、迷うようになったのです。

本来であれば就職する前に留学をしていればよかったのですが、当時はそれができなかった事情がありました。


教授のパンツまで買いに行かされる


十数年前の大学の研究室にいた頃、男性の担当教授から卒業後の進路を聞かれた時「海外の最先端の大学に行きたい」という希望を出しました。

そもそもその担当教授がいる研究室を選んだのも、教授のことを尊敬していたことと、自分が行きたいと思っていた大学へのコネクションがあると聞いていたからでした。



教授の態度が変わったのは、進路を聞かれた後からでした。

それまでも研究室の雑用などを軽く頼まれることはあったのですが、それまで学生みんなで分担していた雑用のほとんどを麻友さん一人に頼まれるようになり、だんだんエスカレートして、孫への誕生日プレゼントを買いに行かされたり、教授のパンツや靴下まで買いに行かされました。

最初は、尊敬する教授の言うことだから・・・と、全て受け入れていたそうですが、そのうちに「これはおかしい」と思うようになったのですが、ハッキリとは断れずに言われるがままの日が続きました。


膝の上に手を置かれセクハラされる


決定的だったのが研究室のメンバーで飲み会があった日のこと、飲み会が終わって解散する時に「海外の進学の話があるから残りなさい」と言われ、教授と二人で2軒目のお店に行くことになりました。

2軒目はバーで、カウンター席に並んで座りました。最初は、留学するために必要なことや、留学先の校風や研究テーマのことを話してくれたのですが、だんだんと話が怪しくなっていって「君はキレイだ」「いいカラダをしている」と言われたり「彼氏はいるのか?」と聞かれるようになりました。

このままでは良くない、でもこれから先のことを考えると無下にするわけにもいかない、どうしたらいいのかわからず曖昧に話を続けていたところ、膝の上に手を置かれて「このあと、いいだろ?」と言われました。

言葉の意図することは麻友さんにもわかります。

進路を人質にとられてセクハラを受けたショックと怒りでアタマに血がのぼってしまい、教授の手を振り払って「ごめんなさい、今日はもう帰ります」と言ってそのまま一人で店を出て、追いつかれないように駅まで走って帰りました。


・・・つづきます。

 

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セクハラと進路を妨害した教授がゆるせない(2)

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一部改変して記載しております。ご了承ください。

 

 

 

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